この場を借りて、今まで誰にも言えなかったことをお話していこうと思います。
タイトルにもある様に、私は何十年も前から、手の指や足の裏・指の皮膚をむしる癖があります。
「この悪い癖を治したい」とずっと思っているのに、一行に治せない自分がいて、そんな自分が更に嫌になったり
それにこれは自分の中の問題だと思って、この事についてサイトで検索する事も今までなかったんです。
こんな事が検索して出てくるなんて思ってなかったんだと思うんです。(←言葉にするとこんな感じ)
それが何を思ったか、何のキッカケだったかわからないのですが、ネットで検索すると
「皮膚むしり症」という病名が出てきたのには結構びっくりしました。
目次
「皮膚むしり症」という病気
この病気は人によって様々だそうです。
その前にお断り
と、その前にお断りをしておきますが私は「〇〇症」や「〇〇病」など、病気扱いするのが嫌いです。
元々薬も嫌いです。何でも病気にしてしまったり、薬に頼ったり。
こんな事を言ってしまうと反感が多いと思いますが、「〇〇病」、「あなたは病気です」と言われる事で変に安心してしまう事もあるんじゃないでしょうか。
「病気扱いになれば、周りが同情してくれる」「優しくしてくれる」という様に、病気と診断される事である意味‶楽‶をしている人もいるんじゃないでしょうか。
もちろんそうでない人も多いと思いますが、そうでない人がいるならば、逆に‶そういう人‶もいます。
私自身が‶そういう人‶、‶そこまでの人‶になりたくないんですね。
「あなた病気だものね」など、同情されたり「かわいそう」と思われたくないんです。「かわいそう」と言われるとかえって腹が立つんですよ。
私からしたらこの言葉は言った相手を見下している様に思えるんです。言わせた本人にも原因はあって、どっちが悪いというのはないんですが。
だから「かわいそう」と言ってきた相手にも言われた自分自身にも腹立ちます。
ここでは分かりやすいので「皮膚むしり症」という言葉を使いますが、本意ではありませんし、こういう「何でも病名付けたり薬に頼ればいい」という考えや思いは正しくその人自身(心も体も)を弱くさせると思っているのでよくないです。だから‶惑わされない‶でいて欲しいと思います。
皮膚むしり症とは

強迫性障害と同じ分類に属し、2013年に初めて「皮膚むしり症」という病名がついたそうです。
皮膚むしり症の定義
「皮膚むしり症は、かゆみが生じる身体疾患や皮膚疾患ではないにもかかわらず、自分の皮膚を繰り返しむしることを止められない障害です。」
うつ病、パニック障害の治療、デイケアは|心療内科、神経科 ハートクリニックより引用
確かに、ですね。自分もかゆみなどはないのにむしってしまう事ばかりです。そのうちの何度かは、自分がむしった事でカサブタができ、その部分がかゆくなってむしるという事もありますが、そのカサブタの原因がこのむしり症にあるので、まぁ同じ事だと考えていいかなと自分では思っています。
原因
今のところ、‶原因‶ というものはハッキリしていないそうです。
主にストレスからくるものや、ある種の緊張・不安を一時的に和らげる為だとされている自傷行為です。
私も、人からしたら小さい事なんでしょうが、ちょっとした不安を感じたり緊張を感じると、手の指の薄皮をめくり赤くなってしまったり、血が出て困る事もよくあります。
私の場合親指が多いですね(笑) やりやすいんですよ、人差し指でカリカリしやすい(笑)
これが仕事中にもよくあり、これで血が出てきてしまったり、ボロボロの肌を見せる形になると困りますね。
接客業なので。だから絆創膏が欠かせません。
ある時、いつの間にか絆創膏を使い切っていて なくなっている時があり、その時は本当に困りました(笑)
皮膚むしり症を多発してしまうところ (自分の場合)
家にいる時は本当によくやってしまっています。一人暮らしなので誰かいる訳でもないし、家では素足なんで余計です。
家にいると、手より足の方が多いですね。
手って人に見られやすいじゃないですか。それに一旦傷を負うと、治るのに時間がかかり、その間人に気づかれてしまいます。
なので、家に帰ると足、足の裏が多いです。
素足だから、靴下をはいて少しでもこの癖を軽減させようとした事もありましたがダメでした。
最初は「あ、靴下履いてた。したらアカンアカン」と思い我慢しますが、その我慢が余計衝動となり、少しの間我慢出来ても結局脱いでやってしまいます。。。靴下ポイ!となっちゃいます(笑)
むしる時に使う、毛抜きや眉毛切バサミを使いさらに悪化
むしる為の道具は何も指だけではありません。自分の場合、毛抜きや眉毛切バサミも使い、指では届かない様なところ、掴みにくい様なところに使います。
これがなかなか、むしりやすくてハマってしまう事も多々あるんです。ひとつの快感になっていますね。
皮膚むしりだけでなく深爪や指の爪を噛む癖も
自分の場合皮膚だけでなく、爪を噛む癖もあります。皮膚むしりにしても爪にしても「ダメだ」「止めておいた方がいいに決まってる」という想いはあるのですが止められません。
私にとって、皮膚むしりも爪を噛む事も一緒なんです。
皮膚むしり症はいつからだったか。
いつから皮膚むしり症だったかというと覚えていません。
恐らく小学校・中学校ぐらいからだったんではと思います。(今から30年ほど前ぐらいから)
いつから仕出したのかは記憶になく、いつの間にか自分の習慣になっていました。
同じ様な方で習慣になっている方も多いと思います。
この時の私が自分という人間をみてみると、
・内向的・暗い・コミュニケーション下手。
・いつも必要以上に周りの目を気にしていた。
・親にも気を使っていた。
・自分の意見を言うどころか、意見を持っていなかった。
・不細工(何にしても)
・自分が大嫌い。
などなどこんな感じです。
自分でも知らない内に何かしらのストレスを持ち、それに対するものだったのかもしれません。
それにこれをやっている私自身そこまで大きな事として捉えていませんでした。母親には「やめなさい」とは言われていましたが、自分でそれを止める事は出来なかったんです。
無意識から始まり、気づけば足の裏の皮をめくり、その後自分がやっている事に気づいても(意識できても)止める事はできず気の済むまで皮をめくり、血を流し、また「痛い」と思っていても更に傷つけ、痛みを覚える事を止められずに今現在も続いています。
酷い時には、絆創膏を使ってもガーゼを使っても血が止まる事がなく、そんな時の私は「そこまで傷付けた」という事より「血が止まらない」という事に困った事があります。
その間ダラダラ流れ出るので他の事が全く出来ずに本当に困りました(笑)
これは家での事なのでそういう意味では良かったですけど(笑)
皮膚むしり症に困っている方
皮膚むしり症を自覚しているけど、止められないという人は多いのではないでしょうか。
私も何度もやめようと思った事はあります。
これでも男性とお付き合いした時はバレるのが本当に嫌でした。たまに足の裏のカサカサ感を言われた事があったけど、そんな時には、「立ち仕事だから~」と言っていましたが、そんな事でごまかせるの様な状態ではありませんでしたので多分バレていたと思います。
今まで男性と別れてきた理由のひとつにこれもあるんだろうと思った事も何度もありましたが、それでもその時には我慢できずに何度もむしるという事が多かったんです。
ほんの少し前まで、サイトなどで調べる事もしなかったので、病院に行くという発想もなく、また病院に行く事自体もすごく大きな勇気をプレッシャーが伴い、なかなか一歩踏み出す事ができません。
また先にも言いましたが、私は「病気」や「薬」が嫌いです。
だから尚更です。
私の様に嫌いではなくても、なかなか病院に行くのに抵抗を感じている人は多いと思います。
病気や薬に甘えるのではなく、前向きな思いでもう他に方法がわからないなどで病院へ行く事もひとつだと思います。
また誰かに話す。という事。
この様な症状に陥っている人にとって、誰かに話すという事も大きな壁だと思います。
それなら急に誰かに、ではなく、今の私の様にブログやツイッターなど利用して今の自分の状態を上げてみるのもいいかもしれません。
こういった自傷行為などをしてしまう事には、自分ではわからない事を心に抱えている場合も多く、心の問題が原因である可能性が高いんです。
まず自分がこのむしり症でなくても何でもいいので話をしたり、自分を表現できる場があれば少しはマシになるかと思います。
人によってその度合いや幅、理由は様々ですので一概にこうとはいえませんが、
同じ様な人と共感できるだけでも違いは出てくると思うし、またここで話せたという事実も今後何かの変化のキッカケになると思っています。
おしまいに
ちなみにですが、以前の自分とくべると、この皮膚むしり症はマシになっているんですよ☺
マシといってもほんの少しですが。
以前は手の指5本とも皮はめくれボロボロでした。(そう、小指まで 笑)
周りの友達からは「ささくれ出来てるよ」とよく言われていましたが、実はそれはささくれではなく、自分がむいてしまった骸なんです。
その時に比べて今人から言われる事はなくなりました。心の中で思われている可能性は充分ありますが、言われなくなっただけマシです。
と、5本指の内4本はほぼむしらなくなりましたね、親指がメインになっていますが。
その代わり、ではないですが普段人からは見えにくい、バレにくい足の裏が結構酷いです。といってもこの足裏もマシにはなっているんですよ。
このむしり症を根本的に治そうと思うと病院や薬に頼っても完全には直せないでしょう。私は思うにですが。
心の問題である可能性は高く、ならばその問題を根本解決しなければ完治しないでしょう。心と体は繋がっており、お互いを行き来しているのですから。
だから私は未だにこの癖は治りません。
治したい思いがあるなら焦らず、じっくり向き合わないといけません。
そこが一番の要になると思います。
私と一緒に少しずつ、改善していきましょうね☺
それでは、また…♡